本日は、10月28日(木)に東京文化会館 小ホールでおこなわれる第十六回「 邦楽器とともに」(令和3年度文化庁芸術祭参加公演)の最終リハでした。 作詞、作曲、歌い手、邦楽の演奏者の4者がタグを組んで、ひとつの作品を創るというのがこの「 邦楽器とともに」のコンセプトでありますが、
今回、私は外部より参加させて頂きましたが、4者がタグを組む面白さに加え、普段は三味線を弾きながら歌う菊央雄司さんが、三味線も胡弓も弾かず歌い手として「声」のみで参加した時、それが楽曲全体にどんな変化をもたらすのだろう?という興味がありました。
重ねて、笛の藤舎推峰さん、琵琶の首藤久美子さん、十七絃の木田敦子さんといった面々(邦楽器の中でも3者それぞれ違うジャンル?と言っても過言ではないかも)のスペシャリストたちが、菊央さんの「声」のもと、同じ音楽を共有した時に、ジャンルにとらわれない何か??への糸口が見つかるかしらん。なーーんで思ったりもしました。 更科日記を題材としている詩「あさみどり」(原かずみさん)も、時代を超えて現代とどこか通ずるところがあってステキです。
普段なかなかやらないアプローチは、時として「奇をてらう」ことにも繋がり兼ねませんが、逆に、自分の領域を確認して、さらに前に進むことでもあるなぁ〜と今回、強く感じました。
ってなわけで、 10月28日(木)に東京文化会館 小ホール(14時開演)「邦楽器とともに」にご都合よろしければ是非、ご来場くださいませ〜。
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